GIMPの混在文字の位置ずれについて | ルナティック コード ラボ

GIMPの混在文字の位置ずれについて

GIMP

2022年9月11日の『GIMPのアップデートはちょっと待って!』と書いた記事にコメントをいただきました。
その方の環境ではテキストが混在していても文字の位置がずれないとご連絡をいただきました。
確かに設定を詳しく見ていなかった上に、フォントも決まったものしか使っていなかったので、それが原因かもしれないと考えて色々試してみました。

私のPCの環境は、Windows 11 Pro 22H2、OS ビルド 22621.1105 となっています。

最新の『2.10.36 リビジョン1』をインストールしました

ずっと『2.10.30』のバージョンを使っていましたので、最新の『2.10.36 リビジョン1』をインストールしました。
すると、以前は『2.10.30』と最新バージョンのふたつがインストールされた状態になっていたのですが、今回は『2.10.36 リビジョン1』で上書きされて『2.10.30』のバージョンは無くなっていました。

まずは設定を色々見てみました

GIMPの編集メニューから設定を選び色々な項目を見てみたのですが、テキストの詳細な設定を行う項目を見つけれませんでした。
他のメニューを見てもテキストをパスに変換するなどの項目はありますが、細かく設定するメニューは見つけられませんでした。
(私が探しきれていないだけかもしれません)

次はフォントを変えてみました

今まで『BLAIR Thin』というフォントしか使っていなかったので、他のフォントを試してみると位置がずれていないフォントが見つかりました。
いろいろなフォントを試した動画です、下のフォントはいつも使っていた『BLAIR Thin』です。
そのレイヤーをコピーして、フォントメニューの上からダーッと試してみました。
約1分12秒で5.5MBの動画です、位置がずれているフォントもあれば、きれいに位置が揃っているフォントもあります。

ただ、いつも使っているフォントはやはり位置がずれたままです。

もう一度『2.10.30』をインストールして試してみました

『2.10.30』ではどうやったんやろうと、再度『2.10.30』をインストールしてみました。
先ほどと同じ様にフォントをいろいろ変えてみた動画です。
フォントによってアルファベットとカタカナの大きさは違うフォントがありますが、『2.10.36 リビジョン1』の様にはっきりと位置はずれていないと感じます。
約30秒で2MBの動画です。

他のPCでも試してみました

私が普段使っているPCの設定自体が原因かもしれませんので、私の使える他のPCでも試してみました。
そのPC環境は、Windows 10 Pro 22H2、OS ビルド 19045.4170 となっています。

このPCはGIMP『2.10.30』のバージョンと『2.10.32 リビジョン1』のバージョンが共存していました。

まずは『2.10.32 リビジョン1』で試してみました

こちらのPCでは『2.10.32 リビジョン1』から試してみました。
インストールされているフォントが違いますが、下のフォントは『BLAIR Thin』です。
約30秒で2MBの動画です。

やはりアルファベットとカタカナの位置がずれています。

こちらのPCの『2.10.30』で試しました

こちらのPCの『2.10.30』で試しました。
約30秒1.8MBの動画です。

『2.10.30』では普段私が使っているPCと同じ様な結果となりました。

フォントの上に出ているメニューを試しました

GIMPの設定ではなく、フォントにカーニングやベースラインを調整のできるメニューがありましたので試してみました。
『2.10.32 リビジョン1』で試しています。
約50秒で2.9MBの動画です。

なかなか思う様にテキストの位置のずれについて原因がつきとめられません。
ただ、コメントをいただいた様にちゃんと使えている方がいらっしゃいますので、私のPC環境に問題があるかと思われます。
今回試したPCにはどちらも販売管理などを行う共通のソフトがインストールされていますので、それが原因でGIMPの文字の位置がずれてしまっているのかもしれません。

私以外の方ではこの様な現象が起こらないかもしれません。
いろいろ試しましたが残念ながらはっきりとした原因は不明です。
当サイトの記事でアップデートを躊躇されている方がいらっしゃって、旧インストーラーがお手元にある様でしたら最新のバージョンにアップデートをされても問題がないかもしれませんので、ご検討されることをお勧めいたします。


[伊藤忠グループ] 中古iPhone販売サイト にこスマ