GIMPで複数の画像やテキストを使う際の、整列方法や上下の入れ替えの方法です。
操作自体は単純ですが、画像やテキストを綺麗に並べたり、均等に配置をすることが可能ですので使い方次第でいろいろな表現が簡単に出来ます。
テキストのレイヤー3つで試します
一辺が1080pxの正方形に3つのテキストのレイヤーを作成して試します。
GIMPの右下のレイヤーのダイアログを確認すると、下から「背景」「A」「B」「C」とレイヤーが重なっています。
まずは整列でテキストの上下の位置を揃えます
画面左上のツールボックスの「整列」を選択し、整列をさせたいレイヤーをキーボードのシフトを押しながら「A」「B」「C」のテキストレイヤーを左クリックで選択します。
選択されるとテキストレイヤーの四隅に小さな四角形のマークが表示されます。
次に位置合わせのツールオプションの「整列」の「中央揃え(垂直方向の)」をクリックします。
「基準」が「最初のアイテム」になっていますので、一番最初に選択したレイヤーを基準に「中央揃え(垂直方向の)」でレイヤーが整列します。
「最初のアイテム」以外には次の画像の様に様々な基準を選ぶことが出来ます。
「A」「B」「C」のテキストレイヤーが「A」のレイヤーを基準に上下の位置が横一列に揃いました。
レイヤーの間隔を均等に配置する
次は「A」「B」「C」のテキストレイヤーの間隔を均等に配置します。
「A」「B」「C」のテキストレイヤーを全て選択した状態で、位置合わせのツールオプションの「並べる」の中からレイヤーのどの部分を基準に並べるかを選択します。
どの部分を基準に並べるかを選択し配置する間隔の数値を決めます。
今回は水平方向に均等に配置したいので、「オフセットX:」の数値を300に変更しアイコンをクリックし配置しました。
次に、「オフセットX:」の数値を400に変更して試すと、レイヤーの間隔が広くなりました。
レイヤーの上下の重なりを入れ替える
次は「A」「B」「C」のテキストレイヤーの上下の重なりを入れ替えます。
わかり易くするために、レイヤーの間隔を100に設定してテキストが重なる様にしました。
右下のレイヤーのダイアログの重なりの上下の様に、テキストレイヤーが表示されていることがわかります。
テキストごとに色を変えているので重なりがわかりやすいと思います。
次はテキストレイヤーの上下を入れ替えるのに、「B」のレイヤーを選択しレイヤーのダイアログの下のアイコンをクリックします。
「B」のレイヤーが「C」のレイヤーの上に移動しました。
もっと簡単に移動するには、テキストレイヤーをドラッグするだけでも上下の位置を移動出来ます。
下はレイヤーをドラッグ中の画像です、ドラッグしているテキストレイヤーが薄い色で表示されています。
「A」のレイヤーをドラッグして一番上の位置に移動しました。
レイヤーを自由自在に配置して楽しみ倒しましょう
レイヤーを自由自在に扱えれば、いろいろな事が可能です。
画像を均等に配置したり、そこにタイトルや文章を書き込んだりが簡単に出来ます。
有料のソフトなどで作っていたものを、GIMPがあれば無料で作成が出来ます。
プレゼンの資料やちょっとしたパンフレットなど、工夫次第で無限に楽しめますのでどんどん使い倒して行きましょう。
今回のテスト環境
Windows 11 Pro 22H2、OS ビルド 22621.1105
GIMP 2.10.30